ふらつき、転倒、思い込み…高齢者の自転車事故を防ぐには

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2015.12.27
高齢者の自転車運転

高齢者の「足」、便利な自転車

買い物に仕事に、気軽に乗れる自転車。歩いて出かけるのに比べれば格段に行動範囲も広がりますよね。自動車免許を返納するなど、車に乗らない高齢者にとって「生活の足」ともなっています。重い荷物も手に提げることなく運べる自転車、高齢者の買い物にも心強い味方といえそうですね。ですが、高齢者の自転車事故も少なくありません。

高齢者に多い自転車乗用中の事故、死亡者も

自転車を運転中に亡くなった方の割合を年齢別に見ると、実に過半数が65歳以上の高齢者です(警視庁調べ)。高齢になるとどうしても足腰が衰えてきますし、バランス感覚や握力も低下してしまうもの。そのため自転車に乗っていても、ふらついたり転倒したりしてしまうこともあります。先日も福井県永平寺町内で、自転車に乗っていた72歳の男性が道路沿いの用水路で溺死するという悲しい事故がありました。

ふらつくだけでなく、視野も狭まってしまうため車や歩行者への対応も遅れがちな高齢者。自転車の事故を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

高齢者向けの自転車選びと正しい乗り方を

最近の自転車ブーム、スタイリッシュなスポーツタイプも増えていますよね。ですが、高齢者が安全に自転車に乗るためには、自転車選びも大切。フレームやサドルが低く設計されていて、またいで乗りやすいものを選びましょう。両足をしっかり地面に着くことができれば、転倒しにくくなります。また、こぎ始めや上り坂にパワーを発揮してくれる電動アシスト自転車も、筋力が低下している高齢者には人気があるようです。

乗り方も工夫が必要

買い物にも便利な自転車ですが、前カゴに荷物を載せ過ぎるのはふらつきのもとに。また、自転車に乗るときに、片足でペダルをこぎながらまたがると転倒のもとになるので、停止した状態でまたがってから、こぎだすようにしたいですね。

車を運転する側も高齢化だからこそ気をつけたいこと

大阪府警の調査によると、自転車に乗る高齢者の4人に1人は「車の方が止まってくれる」と思っているんだそうです。さらに2割以上の高齢者は「自転車は一時停止しなくてもいい」と考えているんだとか。この大いなる勘違い、大阪府内の自転車事故の死者の大半が高齢者であることと関係あるのかもしれません。

そんな高齢者が陥りがちなことを理解して、自転車に乗る高齢者を見かけたら私たちが気をつけるということも、事故を防ぐためには必要なのかもしれませんね。

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