カラオケで介護予防ができるって本当?
最近、カラオケが介護予防に効果的だということが分かってきました(11月10日読売新聞より)。歌いながら身体を動かすことで脳機能の活性化やストレス軽減、唾液分泌量の増加によるドライマウスや感染症予防につながるとのこと。こうした動きから、カラオケを介護事業に取り入れる自治体が増えてきています。自治体としても、カラオケを取り入れたプログラムで楽しく介護予防をしてもらい、健康寿命をのばし、医療や介護費用の削減につなげたいという思いがあるようです。
カラオケを取り入れている介護施設もあるの?
自治体だけでなく、介護施設でもカラオケを取り入れているところは数多くあります。
神奈川県相模原市にある有料老人ホーム『エスペランサ相模原』にはカラオケの楽しめるシアタールームがあり、こんな口コミが投稿されていました。
「カラオケ大好きの祖母は、よくお友達と一緒にカラオケを楽しんでいるようです。カラオケボックスに行かずにカラオケを楽しめるのが幸せだと言っています。」
− 「エスペランサ相模原」に寄せられたruruchanyy33 (女性/40代)さんの「カラオケ好き・映画好きにはたまらない施設」より
また、北海道札幌市の介護付有料老人ホームの『ラ・ナシカていね』には、こんな口コミも見受けられました。
「知人はカラオケが大好きなので、この施設の中にあるカラオケルームの存在を知って決めたそうです。お友達と気軽にカラオケを楽しんでいるそうです。」
− 「介護付有料老人ホーム ラ・ナシカていね」に寄せられたしあなゆ (女性/40代)さんの「カラオケルームで気の合う友達と歌える施設」より
神奈川県小田原市の有料老人ホーム『ココファンレジデンス小田原』ではこのような口コミが寄せられていました。なかなか外出することができなくなっているお年寄りにとっては、カラオケルームが備えられていることが、施設選びのポイントの一つになっているようです。
「祖母は歌を歌うのが好きなので気分転換をするときにいいなと思いました。」
− 「ココファンレジデンス小田原」に寄せられたwatarasekokoko (女性/40代) さんの「シアタールーム・カラオケルームがある」より
カラオケを楽しむコツはあるの?
自分の好きな歌や懐かしい歌を歌うことで気持ちが前向きになり、懐かしい思い出にも浸れます。ハミングするだけでも効果があるそうですよ。さらに大勢で一緒に歌えば、孤独な日常から離れて気持ちを和ませてくれます。その他にも、鈴や鳴子のようなちょっとした楽器を取り入れることで、身体を動かすことにつながり軽い運動にもなります。
とはいえ加齢により高い声が出にくくなっていることには留意したいもの。カラオケ機材の曲の音程を下げておく、歌いすぎは体に負担をかけるので一曲歌ったら休みを入れるなどの工夫をしながら、高齢者が無理なく楽しく歌える場が増えるといいですね。
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この記事の寄稿者
もなか
介護のほんねニュースのライター。話題の介護関連キーワードの中から気になるトピックについて解説します。