話は聞いてくれても…
父の介護に関わる様々な専門家は、もちろん話を聞いてはくれます。ですがその方々はあくまでも、介護される側のサポートをするためのプロであって、介護する側のサポートをしてくれる人たちではありません。
仕事をしながら介護を続ける中で、仕事をしている自分とその人生、介護される側の人生を考えることは多くありました。家族や介護に関わる人等からも、たくさんのアドバイスや意見をいただきました。
どうすればいいか分からない時に
でもやはり、自分自身ではどうしても割り切れないことや判断に迷うことも多くあり、そのたびに、介護する側の私のマネジメントをしてくれる人がほしいと、痛切に思いました。
介護が始まると、自分で自分がどうすればいいのかがわからなくなる場面もやってきます。そういった事態を少しでも軽くするには、介護保険制度では何ができて何ができないか、兄弟姉妹や親戚等どこまで役割分担をするのか、会社の介護に関する制度はどうなっているのか、といった制度・仕組みについて知っておいたり、仕事や生活との両立、自分は何をして、何をしないのかといった、自分のスタンスを決めておくことはとても重要です。
介護の先の人生をを考えながら
介護は終わる時が来ます。その先にある自分の人生設計も見据えかかわってくことが大切なのだと、改めて考えています。
この記事は、doppo の内容をアレンジしてお送りしています
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この記事の寄稿者
佐久間 理央
POLE・STAR株式会社ディレクター
大正大学大学院人間研究科修士課程修了(社会福祉学)。
私立国際武道大学、社会福祉法人武蔵野療園、社会福祉法人渋谷区社会福祉協議会等を経て現在POLE・STAR株式会社を設立。
主に福祉や生活に関する相談、コンサルティングを行っている。