Smileセンターフランセーズ悠よしだ 田中武一さん
長野市にあるデイサービス、社会福祉法人博悠会Smileセンターフランセーズ悠よしだ施設長の田中さんと坂井さんのお二人に施設の取組みやサービス、またそのお考えをお聞きしました。
【田中】そうですね。従来のデイサービスだと、一日のプログラムをみんなで一緒に流れに任せて過ごすだけというところが多いかと思います。
【深澤】違うんですか?
【田中】大事なのは、一日の流れを自分でつくることだと思っています。それは人生にとって必要なこと。それがあるからこそ、頭も使うし身体も使う。主体性が生まれる。そういったことを意識すると、自分のやりたい事がなければいけないですよね。私たちはそういった主体性を生み出すためにたくさんのプログラムを用意しているんですよ。
【深澤】プログラムはどのくらい?
【田中】今、プログラムの数は約80種。プログラムは「遊ぶ」「学ぶ」「食べる」「くつろぐ」「健康増進」からなる5つのテーマがあり、「カラオケ」「マージャン」「マシントレーニング」ほんと多彩なんです。今日の「お寿司イベント」もプログラムの一つですし、月1回ドクターが来て勉強ができる「ドクターと健康教室」というのもありますよ。
【深澤】80!多いですね!内容も様々。その中からご利用者さんは選ぶんですか?
【田中】はい。こういうのも参加は強制ではなく、やりたい人聞きたい人だけが参加できるので自由です。自己選択になっています。私たちが良いプログラムだと思って用意したとしても、ご利用者様の中には嫌だと思っている方もいるので、「みんな喜ぶだろう!」と意気込んでも、それは自分だけ。皆さんそれぞれなんですね。
【深澤】外部から講師を呼ぶプログラムもいっぱいあるんですね。
【坂井】そうですね。ただ外部の先生をお呼びして、ご利用者様が少人数の時は人数確保に大変なんですけどね(笑)
【田中】もう悲劇です(笑)高齢の方はどうしても新しい事にチャレンジする意欲が少なく、好きな事だけをやりたいっていう傾向があるので。そうすると外部の先生がやるプログラムは頻度が少ないので、どうしても手をつけにくい。なかなか難しいですね。
【深澤】そこは大変そうですね。プログラムでは何のテーマが一番多いですか?
【田中】一番多いのは「健康増進」。なぜかというと、運動しなければいけないようになっているんです。それは、施設内で使える通貨「Smile」と関係があるんです。
【深澤】通貨?「Smile」?
【深澤】なるほど!通貨を稼いで支払う。面白いですね。運動以外ではもらえないんですか?
【田中】もらえないです。
【深澤】私が利用したら、どんどん使ってしまいそうですが(笑)
【田中】そんなことないんですよ。自然と貯まっていくんです。
【深澤】ちなみに「マッサージ」はいくらですか?
【田中】2000Smileです。でも、ちょっと値上げを考えています。
【深澤】ハハハ、本当に?(笑)
【田中】本当に(笑)マッサージ師とその時間に限りがあるもので。「私もやりたい、僕もやりたい」っていう声が多くなってくると、マッサージが取れなくてケンカになっちゃうんですよ(笑)
【深澤】今の日本と打って変わって景気がいい(笑)運動プログラムに参加するとだいたいいくらくらいもらえるんですか?
【田中】1時間参加するとだいたい500Smileもらえるので、一日で1500Smileくらい貯まるんですよ。階段の昇り降りもするとそこにプラスされますし。
【坂井】皆さん頑張って階段昇っているんですよ。下膳も人の分までされる方もいて(笑)
【深澤】それじゃ貯まり過ぎちゃいますね。
ランチはビュッフェ形式
【深澤】それはいいですね!
【田中】お子さんやお孫さん、ケアマネージャーさんを招待される方もいらっしゃいます。ご利用者様のご友人になるとやっぱりご高齢なので、もう30000Smileを支払うと送迎も出来るようになっています。
【深澤】それ、ありがたいですね。フォローがすごい。
【田中】「誰かのために身体を動かしたい」こういう気持ちになるんです。「誰かのために…」と思ったときに、人って動くじゃないですか。
Smileセンターフランセーズ悠よしだ 坂井真由美さん
【坂井】ここに来ると映画が観れたり好きな人とお茶をしたり、お金を使う楽しみもあります。サロン的な感覚で楽しめ非日常的な生活空間に来て色んな体験をすると明日への活力になると思うんです。また、そういった環境にするためには、職員がサービスをするうえで「最上級のおもてなし」が必要だと思っています。それには、職員の教育が重要なんです。
【坂井】まずは基本の「あいさつ」。次に「立ち振る舞い」を。姿勢やマナーの教育です。そういった内部研修は私が担当しています。他には、「環境」と「接客」など4つの外部調査も入って。あいさつが一人でも出来ないと0点。毎月の調査で浮き彫りになった課題を改善していく。毎月やっているんですよ。
【深澤】毎月…。緊張感ありますね。 【田中】それが、その状態が標準になってくるんです。そうすると徐々に質が高まってくるんですよ。ただ、まだまだ満足いくレベルではないと思っています。職員の接遇や気配り、環境面も。職員全員がもっと成長できるように努めていきたい。それが、私たち博悠会の「使命」へと繋がっていきます。
【深澤】博悠会の使命とは?
【田中】すべてのご利用者様に感動あふれる「心からのおもてなし」の提供こそが、もっとも大切な使命と心得ています。
【深澤】なるほど。でも“感動あふれる”は難しそうですね。
【坂井】感動って満足を超えたときにはじめて感動するものじゃないですか。一流にならないと毎日の感動は与えられないと思うんです。そういった意味で、一流のものに触れて知るということを日々心掛けています。
【田中】感動は意識してできることじゃないですからね。ご利用者様が期待していることの、もう一つ先を提供できたときに感動が生まれる。だから、私たちフランセーズ悠よしだはそこに加え、「最上級のおもてなし」ということでやっています。
【深澤】ここなら自分の幸せがつくれる。そんな感じがしますね。
長野市にあるデイサービス、社会福祉法人博悠会Smileセンターフランセーズ悠よしだ施設長の田中さんと坂井さんのお二人に施設の取組みやサービス、またそのお考えをお聞きしました。
選択できるプログラム。その数はなんと…
【深澤】こちらの施設は他とは変わったサービスとお聞きしましたが。【田中】そうですね。従来のデイサービスだと、一日のプログラムをみんなで一緒に流れに任せて過ごすだけというところが多いかと思います。
【深澤】違うんですか?
【田中】大事なのは、一日の流れを自分でつくることだと思っています。それは人生にとって必要なこと。それがあるからこそ、頭も使うし身体も使う。主体性が生まれる。そういったことを意識すると、自分のやりたい事がなければいけないですよね。私たちはそういった主体性を生み出すためにたくさんのプログラムを用意しているんですよ。
【深澤】プログラムはどのくらい?
【田中】今、プログラムの数は約80種。プログラムは「遊ぶ」「学ぶ」「食べる」「くつろぐ」「健康増進」からなる5つのテーマがあり、「カラオケ」「マージャン」「マシントレーニング」ほんと多彩なんです。今日の「お寿司イベント」もプログラムの一つですし、月1回ドクターが来て勉強ができる「ドクターと健康教室」というのもありますよ。
【深澤】80!多いですね!内容も様々。その中からご利用者さんは選ぶんですか?
【田中】はい。こういうのも参加は強制ではなく、やりたい人聞きたい人だけが参加できるので自由です。自己選択になっています。私たちが良いプログラムだと思って用意したとしても、ご利用者様の中には嫌だと思っている方もいるので、「みんな喜ぶだろう!」と意気込んでも、それは自分だけ。皆さんそれぞれなんですね。
【深澤】外部から講師を呼ぶプログラムもいっぱいあるんですね。
【坂井】そうですね。ただ外部の先生をお呼びして、ご利用者様が少人数の時は人数確保に大変なんですけどね(笑)
【田中】もう悲劇です(笑)高齢の方はどうしても新しい事にチャレンジする意欲が少なく、好きな事だけをやりたいっていう傾向があるので。そうすると外部の先生がやるプログラムは頻度が少ないので、どうしても手をつけにくい。なかなか難しいですね。
【深澤】そこは大変そうですね。プログラムでは何のテーマが一番多いですか?
【田中】一番多いのは「健康増進」。なぜかというと、運動しなければいけないようになっているんです。それは、施設内で使える通貨「Smile」と関係があるんです。
【深澤】通貨?「Smile」?
施設内通貨「Smile」制度
【田中】運動をすれば、ご利用者様はその施設内通貨をもらうことが出来るんです。もらうためには運動プログラムに参加するか階段の昇り降り、入浴、食事の下膳でももらえます。逆に運動以外のプログラムに参加する時は、通貨を支払うようになります。一番高いのは「マッサージ」。勉強をしたり足湯でくつろいだり、コーヒーを飲むときにも支払うんですよ。【深澤】なるほど!通貨を稼いで支払う。面白いですね。運動以外ではもらえないんですか?
【田中】もらえないです。
【深澤】私が利用したら、どんどん使ってしまいそうですが(笑)
【田中】そんなことないんですよ。自然と貯まっていくんです。
【深澤】ちなみに「マッサージ」はいくらですか?
【田中】2000Smileです。でも、ちょっと値上げを考えています。
【深澤】ハハハ、本当に?(笑)
【田中】本当に(笑)マッサージ師とその時間に限りがあるもので。「私もやりたい、僕もやりたい」っていう声が多くなってくると、マッサージが取れなくてケンカになっちゃうんですよ(笑)
【深澤】今の日本と打って変わって景気がいい(笑)運動プログラムに参加するとだいたいいくらくらいもらえるんですか?
【田中】1時間参加するとだいたい500Smileもらえるので、一日で1500Smileくらい貯まるんですよ。階段の昇り降りもするとそこにプラスされますし。
【坂井】皆さん頑張って階段昇っているんですよ。下膳も人の分までされる方もいて(笑)
【深澤】それじゃ貯まり過ぎちゃいますね。
ランチはビュッフェ形式
人が動くときってどんなとき?
【田中】そうなんです、貯まっていく一方で。でも、そこにはちゃんと狙いがあって、「誰かのために役に立ちたい」っていう本能が人間にはあるじゃないですか。だから、30000Smile貯めると、ご家族やご友人など大切な人を当施設のランチに誘うことが出来るというシステムがあるんです。【深澤】それはいいですね!
【田中】お子さんやお孫さん、ケアマネージャーさんを招待される方もいらっしゃいます。ご利用者様のご友人になるとやっぱりご高齢なので、もう30000Smileを支払うと送迎も出来るようになっています。
【深澤】それ、ありがたいですね。フォローがすごい。
【田中】「誰かのために身体を動かしたい」こういう気持ちになるんです。「誰かのために…」と思ったときに、人って動くじゃないですか。
Smileセンターフランセーズ悠よしだ 坂井真由美さん
【坂井】ここに来ると映画が観れたり好きな人とお茶をしたり、お金を使う楽しみもあります。サロン的な感覚で楽しめ非日常的な生活空間に来て色んな体験をすると明日への活力になると思うんです。また、そういった環境にするためには、職員がサービスをするうえで「最上級のおもてなし」が必要だと思っています。それには、職員の教育が重要なんです。
おもてなし 感動 使命
【深澤】教育ですか。具体的な取り組みとかあるんですか?【坂井】まずは基本の「あいさつ」。次に「立ち振る舞い」を。姿勢やマナーの教育です。そういった内部研修は私が担当しています。他には、「環境」と「接客」など4つの外部調査も入って。あいさつが一人でも出来ないと0点。毎月の調査で浮き彫りになった課題を改善していく。毎月やっているんですよ。
【深澤】毎月…。緊張感ありますね。 【田中】それが、その状態が標準になってくるんです。そうすると徐々に質が高まってくるんですよ。ただ、まだまだ満足いくレベルではないと思っています。職員の接遇や気配り、環境面も。職員全員がもっと成長できるように努めていきたい。それが、私たち博悠会の「使命」へと繋がっていきます。
【深澤】博悠会の使命とは?
【田中】すべてのご利用者様に感動あふれる「心からのおもてなし」の提供こそが、もっとも大切な使命と心得ています。
【深澤】なるほど。でも“感動あふれる”は難しそうですね。
【坂井】感動って満足を超えたときにはじめて感動するものじゃないですか。一流にならないと毎日の感動は与えられないと思うんです。そういった意味で、一流のものに触れて知るということを日々心掛けています。
【田中】感動は意識してできることじゃないですからね。ご利用者様が期待していることの、もう一つ先を提供できたときに感動が生まれる。だから、私たちフランセーズ悠よしだはそこに加え、「最上級のおもてなし」ということでやっています。
【深澤】ここなら自分の幸せがつくれる。そんな感じがしますね。
老人ホーム・介護施設を探す
-
関東 [12230]
-
北海道・東北 [6915]
-
東海 [4888]
-
信越・北陸 [3312]
-
関西 [6679]
-
中国 [3581]
-
四国 [2057]
-
九州・沖縄 [7730]